車を廃車すると、条件によっては還付金が戻ってくる可能性があります。この還付金は事前に先払いした税金や保険のことです。主に次の３つです。

1.自動車税
2.自賠責保険
3.重量税

1.自動車税
毎年春先に納める税金です。１年分を先払いします。車を廃車にすると、この自動車税が還付されます。

抹消の手続きを行うと自動車税事務所に伝わり、処理され、還付の通知が届きます。この還付通知書を指定の金融機関に持っていくと換金できます。

自動車税の還付方法はこちらから何かをする必要がなく、還付の通知を待てば良いのです。

2.自賠責保険
この保険は車検を受けるときに強制的に加入するものです。自賠責任意保険とは異なります。この自賠責保険も先払いで支払います。

保険料は車検代の中に含まれています。自賠責保険は自分で解約の手続きを行わないと還付されませんので、注意しましょう。

3.重量税
重量税も自賠責保険同様に車検の際に納める税金です。そのため、車検の残りがあると還付の対象です。

重量税の還付は解体スクラップをして、解体移動報告まで済ませないといけません。つまり、解体スクラップをする買取業者の場合は重量税は還付され、解体スクラップせずに海外に輸出して再販をする買取業者の場合は重量税は還付されませんので注意しましょう。

再販する買取業者は一般的に査定の際に重量税還付分を加味して査定額を提示してくれます。

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